石膏像は種類が多く見えて、最初はどれを
どう選んだらよいか迷いやすいものです。
どれも似た印象に感じたり、どの石膏像から
描けばよいか分からなかったりすることも
あると思います。
石膏像は、向きや形、印象の違いで整理して
いくと、全体像がつかみやすくなります。
この記事では、石膏像の種類を初心者にも
分かりやすく整理しながら、それぞれの違い
と選び方をやさしく紹介します。
石膏像の種類を知ると選びやすくなる

石膏像はひとつずつ名前だけで見ていると、
違いが掴みにくく感じることがあります。
ですが、種類という見方で整理してみると、
それぞれの石膏像の特徴が
見えやすくなります。
首像
胸像
半身像
顔の向きが分かりやすいもの
大きな形をとらえやすいもの
裸体
服を着用したもの
石膏像の大まかな違いを知っておくと、何を
描いたら良いか選びやすくなったり、
描くときにどこを見ればよいか
分かりやすくなります。
初心者のうちは、石膏像を似た特徴ごとに
整理していくと、全体像がつかみやすく
なります。どの石膏像が描きやすそうか、
どれが難しく感じやすいかも見えやすくなる
ので、練習する石膏像を選ぶときにも
役立ちます。
石膏像の種類を知ることは、
デッサンで観察するときの視点を
持ちやすくなり、自分に合う石膏像を
選ぶ助けにもなります。
石膏像にはどんな種類があるのか

石膏像には様々な名前のものがありますが、
初心者が最初に見るときは、
一つずつ別のものとして覚えようとするより、
いくつかの見方で種類を整理していくと、
分かりやすくなります。
石膏像の種類は、名前の違いだけでなく、
顔の向きや、形、印象、描きやすさ
といった点でも分けてみることができます。
こうした分け方を知っておくと、
どこに注目すればよいか見えやすくなります。
顔の向きで見る種類
石膏像を見るときに分かりやすいのが、
顔の向きの違いです。
正面に近いもの、

少し横を向いているもの、

下を向いているもの、

大きく首がひねられて
いるもの、

それぞれ見え方が
かなり変わります。
顔の向きがはっきりしている石膏像は、
最初のうちでも印象を掴みやすく、
違いを感じ取りやすいです。
描きやすいのは正面を向いている像です。

少し首をひねりながら下を向いている像は、
見る角度によっては傾きを表現するのが
難しいことがあります。
首像か胸像かで見る種類

石膏像には、頭部から首までを中心に
見やすいものもあれば、肩や胸まで含まれて
いて全体のボリュームが大きいものも
あります。

頭部に視線を集めやすい首像は
顔の印象を見やすく、初心者でも描きやすい
ものが多いです。

胸像や半身像は
首から下までの流れや全体のシルエットを
意識しやすくなりますが、身体のねじりや
胴体の厚みをとらえるのが難しい場合も
あります。

描くときに感じる難しさも、
首像か胸像かで変わってきます。
裸体か服をまとっているかで見る種類

石膏像には、裸に近いものもあれば、
衣服をまとっていて布の流れが見えるものも
あります。

この違いは、見た目の印象だけ
でなく、デッサンするときの見方にも
関わってきます。
裸に近い石膏像は、首から胸にかけての形や
面の変化が見えやすく、形のつながりを
追いやすい一方で、筋肉の厚みや凹凸を
触覚的に描いていく必要があります。
衣服をまとっている石膏像は、布の重なりや
流れが加わるため、全体の印象が
変わりやすく、見所も増えます。布の流れを
追うだけでなく、体のふくらみをふまえた上
で布を描いていく必要があります。
裸体が描きやすい人と服をまとった像が
描きやすい人と、描く人のタイプによって
分かれるところです。
初心者にとっては、顔だけでなく
胸元や肩回りの印象でも違いを掴めるので、
衣服のありなしで見ていくと、違いを
整理しやすくなります。
石膏像を選ぶときにも、形の流れを素直に
観たいのか、布の動きを含めて観察したい
のかで、向いている像が変わってきます。
印象の違いで見る種類

石膏像は、柔らかい雰囲気に見えるものも
あれば、

力強くはっきりした印象に見える
ものもあります。
髪の流れが大きいもの、

顔立ちがすっきりしているもの、

陰影が出やすいもの、

など、見たときの印象で分けていくと、
選びやすくなったり、
描きやすくなったりします。
難しさで見る種類

石膏像には、初心者でも大きな形を
取りやすいものと、
細かな特徴がつかみにくく難しく感じやすい
ものがあります。

顔の向きや髪形、身につけているものが
複雑だったりすると、難しくなります。
反対に大きな形は分かりやすく、
印象がはっきりしているものは、
最初の練習でも取り組みやすいです。
このように石膏像は名前の一覧だけでなく、
いくつかの視点で種類を整理してみることが
できます。
初心者が違いを見分けやすい石膏像

石膏像には様々な種類がありますが、
その中でも初心者が違いを掴みやすいものが
あります。見分けやすい石膏像は、顔の向き
や頭の形、髪の流れ、首の傾きなどに
特徴があり、全体の印象がはっきりしている
ものです。
こうした石膏像は、最初のうちでも
どこを見ればよいかが分かりやすく、
描きながら特徴を掴みやすくなります。
特に、大きな形が素直に見やすいものや、
正面と横の違いがはっきりしているものは、
観察の練習にも向いています。
顔の向きが大きく崩れていない石膏像は、
頭部の傾きや中心線を取りやすく、形の流れ
を整理しながら見る練習がしやすいです。
また、髪形やシルエットに特徴があるものは、
名前を覚えるときにも印象と結びつきやすく
なります。
胸像の場合は、頭部だけでなく首から肩への
つながりも見やすいものがあり、
全体のボリュームを掴む練習にもなります。
衣服をまとっているかどうかでも
印象が変わりますが、初心者のうちは
布の流れが複雑すぎないものの方が
形を追いやすく感じることがあります。

最初に選ぶ石膏像は、細かな違いを
見分けにくいものより、全体の印象が
はっきりしているものの方が取り組みやすい
です。種類の違いが見えやすい石膏像から
始めると、観察するポイントも少しずつ
掴みやすくなります。
初心者には難しく感じやすい石膏像

石膏像の中には、
初心者が見分けにくかったり、
形を取りにくかったりして、
少し難しく感じやすいものもあります。
難しさの理由は、単に上手い下手だけでは
なく、石膏像そのものの見え方にあります。
顔の向きが複雑だったり、髪や布の流れが
細かかったりすると、どこを基準に見れば
よいのか迷いやすくなります。
また、全体の印象が似て見えやすい石膏像も、
最初のうちは違いを掴みにくく感じることが
あります。特徴が大きく目に入りにくいもの
は、形の違いよりも白い塊として
見えてしまいやすく、印象が残りにくくなる
ことがあります。
そのため、名前を覚えるときも、描くときも
少し混ざりやすくなります。
胸像で布の流れが多いものや、頭部の向きと
首の動きが複雑に見えるものも、初心者には
難しく感じやすいです。
顔だけでなく、肩や胸元まで含めて
全体を見なければならないため、
どこを優先して観察するかを決めにくくなる
からです。
ただ、難しく感じる石膏像を避けた方が
いいわけではありません。
最初は見分けやすい石膏像から始めて、
少しずつ複雑なものにも触れていけば
十分です。難しさを知っておくことで、
自分に合った順番で取り組みやすくなります。
石膏像はどう選べば良いか

石膏像を選ぶときは、有名なものから順に
描かなければいけないわけではありません。
大切なのは、自分が今何を見やすいか、
どんな練習をしたいかに合っているかです。
石膏像にはそれぞれ向きや形、印象の違いが
あるので、最初は自分にとって特徴を
掴みやすいものから始めるほうが
取り組みやすくなります。
大きな形が見やすいものを選ぶ

初心者のうちは、細かな違いよりも、
まず全体の形を掴みやすい石膏像を選ぶのが
おすすめです。頭の傾きや首の向き、
胸元までの流れが分かりやすいものは、
どこを見ればよいかがはっきりしやすく、
形を整理しながら描きやすくなります。
大きな印象がつかみやすい石膏像は、
観察の基準を持ちやすいです。
顔の向きが分かりやすいものを選ぶ

顔の向きが大きくねじれていないものや、
正面と横の違いが素直に見えるものは、
初心者でも見分けやすく感じやすいです。
中心線や傾きが取りやすいと、形を追う時の
迷いが減ります。
まずは顔の向きが読み取りやすい石膏像を
選ぶと、観察する力も育てやすくなります。
自分の苦手にあった石膏像を選ぶ
石膏像選びは、描きやすさだけでなく、
自分の苦手を知るためにも役立ちます。
例えば、顔の印象がいつも自画像のように
なってしまうなら、
特徴がはっきりしたものを選ぶ、
首から肩へのつながりが苦手なら、
胸像を選ぶ、
つるっとした形や量感を表現するのが苦手
なら裸体の像を選ぶ、
といった考え方もできます。
今の自分にとって何を見たいのかを意識する
と、石膏像の選び方にも意味が出てきます。
石膏像は、難しいものに早く進むことが大切
なのではなく、自分が見やすいものから少し
ずつ観察の幅を広げていくことが大切です。
石膏像の名前を知りたい人へ
石膏像の種類を見ながら、名前もあわせて
確認したくなることは多いと思います。
全体像をつかんだ後に名前を一覧で見直すと、
それぞれの石膏像の違いも
整理しやすくなります。
デッサンでよく描かれる石膏像の名前や種類
をまとめて確認したい方は、
こちらの記事も参考にしてみてください。
石膏像の描き方を知りたい人へ
種類の違いや選び方が分かった後に、
実際の描き方も気になる方は多いと思います。
石膏デッサンでは、形の取り方や顔が似ない
時の見方を知っておくと、観察しやすさが
大きく変わってきます。
描き方のコツを詳しく知りたい方は、
こちらの記事も参考にしてみてください。
石膏像の名前を覚えたい人へ
石膏像の種類を知っても、
名前はすぐに覚えようとしなくて大丈夫です。
描いた記録を残しながら少しずつ覚えていく
と、印象と名前が自然に結びつきやすく
なります。
石膏像の名前を無理なく覚えていく方法を
知りたい方は、こちらの記事も
参考にしてみてください。
まとめ
石膏像は、種類という見方で整理していくと、
違いや特徴がつかみやすくなります。
顔の向きや形、印象、衣服のありなし、
難しさの違いで見ていくと、
石膏像それぞれの特徴が見えやすくなり、
自分に合う像も選びやすくなります。
初心者のうちは、すべてを細かく見分けよう
としなくても大丈夫です。
まずは大きな形が見やすいものや、
印象がはっきりしているものから
触れていくと、観察のポイントも
少しずつ掴みやすくなります。
石膏像の種類を知ることは、
名前を知るためだけでなく、
デッサンを見やすくし、
自分に合う練習の進め方を考える
助けにもなります。


















