こんにちは、画家の落合真由美です。
いざ絵を描こうと思ったときに、
何を描いたらいいか困ること
ってないですか？
実は私もこの問題にはよくぶち当たります。
どうしているのかというと、
大きく二つの考え方をしています。
1.相手軸で考える
2.自分軸で考える
絵は見てもらう人がいてこそのものです。
贈る相手や鑑賞者のニーズを予測したり
直接ヒアリングしたりして、
テーマを挙げてみるのがまず一つです。
そしてもう一つは、
これは芸術家として永遠の課題なのですが
自分の中の心象風景や好きなもの、
こだわり、世の中に伝えたいことを
日頃から掘り下げておくことです。
この考え方を踏まえて挙げられる
テーマの例を挙げてみたので、
これから紹介していきます。
贈る相手に喜んでもらえるテーマを考える
贈る相手や絵を見てもらいたい人を
思い浮かべ、直接相手にヒアリング
してみたり、好みを予測してみたり
しましょう。
一例はこちら↓
似顔絵
ペットの絵
その人のイメージカラーを使った抽象画
飾る部屋のインテリアに合う抽象画
その人の趣味から引き出したテーマ
(草花、動物、ゴルフや野球などの
スポーツ)
相手の好みが具体的にわからないとき、
どんな人にも好印象を持ってもらいやすい
テーマはこちらです↓
赤ちゃん
人間の進化に関わる理由から、自然と
人の目を引く存在とされていて、
広告業界でも商品やサービスの広告に
赤ちゃんの写真が使用されています。
雲や空
空を見上げたときの開放的な気持ちが
フラッシュバックします。
雲や空の様子は時間や季節によって
いろいろな変化があり描きごたえも
あります。
自然風景
大地や森、海、川、滝、季節の花など
非日常の雄大な風景が見る人を
惹きつけます。
自分軸で発信できるテーマを考えてみる
普段から絵のテーマになるアイデアの
ストックを溜めておき、自分らしい視点や
世界観を大まかに考えておくと便利です。
参考資料を見つけるには
書籍や映像だけでなく
自分自身が色々な新しい場所に足を運んで
体験することも大切でしょう。
旅行や絵以外の趣味、スポーツなどは
新しい発見をもたらしてくれます。
アイデアのストック例はこちら↓
日常で見つけた素敵な風景の写真
旅行で出会った珍しい風景
自分の画風の参考になりそうな絵や写真
本の言い回しや思想から得たアイデア
映画の描写や映像から着想を受けたこと
雑誌で見つけたキレイな構成や場面設定
料理の彩りから得た構成や色づかい
服やネイルの色合わせから得たアイデア
スポーツの一場面
参考資料からは
テーマだけでなく
特に構図、色づかいが参考になります。
丸写しするのではなく、
モチーフの着眼点や伝えたいテーマ、
雰囲気、色のチョイスを参考にし
自分の作品のヒントにしてみましょう。
どこにでもある有り触れたテーマでも
着眼点や思想が独特であれば
新しく自分らしい世界観を伝えること
ができます。
絵のテーマの具体例一覧
相手軸で考えたり自分軸で考えたり
いろいろな視点からテーマを見つけるお話
をしてきましたがいかがでしょうか？
色々なジャンルからモチーフにしやすい
画面映えするテーマを具体的に
まとめてみました。
有り触れたテーマですが大切なのは
描くときのあなたらしい視点や思想、
色づかいです。
風景
日常風景、山、庭園、田園、畑、海、海辺、
滝、川、朝焼け、夕暮れ、木漏れ日、
雪景色、花火、雑踏
花
桜、梅、薔薇、スイセン、ハイビスカス、
マーガレット、たんぽぽ、チューリップ、
ラベンダー、ネモフィラ、紫陽花、向日葵、
蓮、コスモス
木
桜、松、杉、紅葉、ヤシ、モミ、竹林
果物
いちじく、ライチ、ザクロ、パイナップル、
りんご、西洋なし、ヤシの実、キウイ
料理
パエリア、アクアパッツァ、シチュー、
マカロン、ケーキ
人物
静止像、動きの瞬間、正面、横顔、後ろ姿、
半身、全身、独り、複数人、群像、自画像、
男性、女性、日本人、外国人、
街で出会った人
スポーツ
ゴルフ、野球、アメフト、ボクシング、
テニス、サッカー、ダンス、バレエ
動物
犬、猫、兎、馬、鹿、象、キリン、
シマウマ、ライオン、虎、豹、マンドリル、
レッサーパンダ、ワオキツネザル、
カンガルー
鳥
ウミネコ、フラミンゴ、キツツキ、
クジャク、フクロウ、オウム、鷹、
ハチドリ
昆虫
蟻、蝶、蜘蛛、蜜蜂、蝉、トンボ、
カマキリ、カブトムシ、クワガタ、
テントウムシ、バッタ
両生類・爬虫類
カエル、トカゲ、ヘビ、カメ、ワニ、
イグアナ
魚・海の生き物・貝
鯉、クマノミ、エンゼルフィッシュ、
熱帯魚、金魚、クラゲ、イルカ、クジラ、
カタツムリ、サザエ、エビ
建築物
寺院、城、橋、宮殿、大聖堂、修道院、
コロッセオ、遺跡、美術館
乗り物
飛行機、ヘリコプター、セスナ、車、
バイク、電車、船
抽象
喜怒哀楽など様々な感情、温度、味覚、音、
触感、匂い
抽象画の描き方はこちらでも解説していますので
ぜひご覧ください↓
まとめ
今回は絵のテーマの決め方と具体例を
お伝えしてきました。
いろいろな視点で外に目を向けると、
世界は美しいものや面白いもの、
もっと知りたいこと、表現したいことに
溢れていて、ワクワクしてきませんか？
是非いろいろな場所に出かけて
新しいことを見つけてみてください！
テーマを決めるのも意外と楽しいものです。
ぜひ実践してみてくださいね。
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