こんにちは、画家の落合真由美です。
私は幼い頃、絵を描くのは
好きでも得意でもなくむしろ苦手でした。
自由に描きなさいと言われると
何を描いていいのか分からなかったし、
見た通りに描こうとしてもうまく描けないし、
絵を描くのって
自分の心の内をさらけ出す感じで
何となく恥ずかしいと思っていました。
それは自信がなかったからなのですが
思いもよらず人から褒められたり
周りの作品を見る中で
コンプレックスだった部分が
得意に変換されて見えてくることが
ありました。
才能は
特別な人だけが持つことができるもの
ではなく
自分自身と向き合って取り組んでいく中で
見出され磨いていくことで
見えてくるものだと思うようになりました。
ただ分かりやすく見い出せるものではない
ので自分自身と根気よく向き合っていく必要
があります。
絵を描いていくことに限らず
自分の長所や才能を見つけていく過程を
メンタル面と行動面に分けて
お話していきます。
才能を開花させるメンタル
自分の長所や才能は何なのか
考えても分からないときは
まずは得意不得意関係なく
自分の好きなことや興味のあることは何か
振り返ってみることですね。
すべては好きなこと興味のあることに
向き合うことから始まります。
自信がなくても得意じゃなくても
やってみたいことを始めることです。
ちょっとでも興味があってやってみたいこと
だったら継続することができます。
初めから得意な人はいません。
やり始めて向き合ってみて
本気になっていくことで
得意になっていく道筋ができていきます。
いきなり極めようとするのではなくて
3ヶ月後や一年後の近い将来の姿を
何となくイメージしてみたりします。
自信がなかったり
自分で思っていたコンプレックスや
主観的な考えも見方を変えると
独創性になります。
自分の個性を前向きに捉えられるかどうか、
興味のあることに執着できるかどうかで
個性は長所にいくらでも変わっていきます。
人並みにできない、
自信がないと思ってしまっているとしたら
人とは別の切り口でアイデアが出せる
と言い換えることもできます。
人と違ったり人並みにできないと
不安を覚えがちですが
いかに人と違うことをやろうとするかも
素敵なマインドです。
たとえば慎重でなかなか決心できない、
取り掛かるまで時間が掛かるなど
自分自身を優柔不断だと
マイナスに捉えているとしたら、
別の見方をすれば全体を俯瞰する力、
リスクを予測して準備する力、
安定的でブレない計画性がある
と見ることもできます。
長所や才能は可能性を見つけて
育てていくものです。
周りを見ることで自分を知ることもできます。
絵を始めて練習を重ねていく中で
人の作品を見て自分の得意不得意に
気づくことがあります。
そこで人との差別化が図れ、
独創性につながっていきます。
もし美術の分野で
自分の長所を伸ばしていこうとしたら
美術以外の分野で詳しいことが
絵のヒントになることもあります。
それまで自分自身と向き合ってきて
心得たマインドは
どんな分野にも反映できると思います。
才能を磨くための行動力
長所や才能は
自分で努力して伸ばしていくものであり、
行動する力と継続する力こそ
大事になってきます。
素晴らしい素質を持っていても
磨かなければ得意になりません。
センスがないからという
マイナスな先入観で
あきらめてしまう人がいますが
センスは
生まれつき備わっているわけではなく
経験を積むこと、
たくさんの情報収集をすることによって
その人のセンスが作られていくのだと
思います。
絵も基礎訓練を根気よく積むことによって
独創性にも説得力が出てきます。
こなした経験や情報量によって
感覚が研ぎ澄まされ判断力が上がり、
成功パターンが分かってくるものです。
美術の分野でも素質のあるなしに関わらず
始めたてのレベルは
絵が得意な人も苦手な人も実は
あまり大差がないように思います。
どれだけ意欲があって目標が明確で
課題意識があって、
実践を続けられるかどうかで
その人の能力やセンスが作られていくのだ
と私は学生時代に実感しました。
誰でも「才能がある人」になれる
才能と聞くとある限られた人にしか
与えられない生まれつきの能力のように
とらえられがちですが
そんなことはないと思います。
「才能がある」と言われる人たちは
自分の好きなことにキチンと向き合い
自分の長所を発見し磨き続けて
後天的に才能を開花させています。
どんな人にも素質があり磨き方次第、
努力次第で誰もが「才能がある人」
になることができます。
やる前から諦めたり、
すぐに結果が出ないからと言って
見切りをつけてしまうのは勿体ないですね。
まとめ
自分の長所を発見し才能にしていく過程を
簡単にまとめてみました。
ぜひ実践してみてください。
自分の「好き」を追求する
やってみる
3か月後になりたいイメージを想像して
まずは３か月続ける
周りと比べた時の自分の強みを見つける
ネガティブな見方をポジティブな見方へ
転換する
経験を積む(継続する)
情報収集をして詳しくなる
小さなことでも軽い気持ちでも良いので
継続していくのが大事ですよね。
